« 2005年2月 | トップページ | 2006年2月 »

2005年3月

マスコミってのは

最近、日経エレクトロニクスから上司と共に職務発明に関する取材を受けま
した。本当は話すことはないと言いたかったのですが、長いつきあいでもある
し、広報を通してきているので正当な理由がないと断れないので、まあ、話
せる範囲で、という制限付きでお話ししました。結果がこの記事です。

ま、ここまでなら許せる範囲なのですが、最近、日経エレクトロニクス本誌に
こんな記事が出ました。何となく、発明者と会社との対立をあおっているよう
な記事です。この記事にインタビューが利用されたかと思うと、何となく腹が
立ってきます。特に、発明者からの意見を真摯に受け止め、修正すべき点が
あれば修正するという姿勢で運用をしてきた苦労は報われないのか、という
気がしました(このあたりは、雑誌記事を読まないとわからないかもしれませ
んが)。

マスコミと当事者との感覚のずれは、ではどちらに責任があるのかというと、
まあ、それぞれにあるのだろうと思いつつも、マスコミの報道が文字通り
「マス」の意思及び行動の決定に反映されることを考えると、マスコミの
責任がより重いのだと言いたいところです。加えて、当事者には企業秘密
という超えられない枠がありますので(取材の際にはかなり踏み込んだ話
をすることもあるのですよ、誤解を招かないためにも)もどかしさは格別です。
色々な枠組みの中で一連の流れの中の一言だけがクローズアップされて
一人歩きするのはいかがなものか、と。

このあたりのマスコミの公正さに関する疑念が、市民記者がマスコミを形成
する(たとえばこんな)運動につながるのだろうな、と思っています。Wikipedia
も同じようなものの考え方と言っていいかもしれません。知財周りでもこんな
運動があってもいいですよね。

こんなことを考えるのも、一つは知的財産全般に関する(特に企業の知財
実務に関する)マスコミの無知が目立つからです。例えば、未だに報奨金が
青天井になったことを大々的に報じる新聞記事を見ると、「そんなネタは
古いねぇ」と思ってしまいます。ある意味、記事を投げ込んだ企業側の広報
戦略がうまいのだとも言えますが。

このあたりは、知財の有名人の方が大声を上げて広報していただくしか
ないのかなぁ…でも、知財の有名人には企業の知財実務を知っている人が
いないし。

ああ、談話室滝沢よ

かつての弁理士試験受験生にとっては一度ならずお世話になったはずの
談話室滝沢が、今年3月末をもって閉店するのだそうです(参考記事)。
この記事を読んで、私は少なからずショックでした。ああ、あの異次元世界
とも言える滝沢ともお別れなのね、と(かなり大げさか)。

思い起こすと、談話室滝沢には大学生の頃からお世話になってました。
その頃から異様に高額な価格設定ながら、何時間粘っていても何一つ
文句を言われないその姿勢は、1時間もいれば追い出し茶と揶揄される
お茶を出してくる喫茶室ルノアールとは大違いで、本を読んだり書き物を
したりするには最適の環境でした。

その後、社会人になってから一時期東京を離れたこともあり、ご無沙汰を
していましたが、弁理士試験の受験勉強をするようになってから、自主ゼ
ミの場所にしたり、また、自分だけの勉強の場にしたりでフル活用してい
ました。そして、合格後は答案の採点の場になったり…。本当に、滝沢な
くして自分の受験生活が語れないほどでした。

最近、ライトナウ!の清水編集長に呼ばれて打ち合わせの場所に久しぶ
りに滝沢を利用したのですが(デートぢゃないのです、残念ながら)、何と
なくいつもの滝沢の雰囲気がなく、ふつーの喫茶店になったなぁ、と思っ
ていました。そのあたりが、上に紹介した記事に書かれていることなんだ
ろうと思います。ただ、接客態度はどうであれ、だらーっとコーヒー一杯で
いられる場所は貴重なので、できたら続けて欲しかったなぁ、と。マスコミ
関係の人は困ってるでしょう、今頃。

ちなみに、談話室滝沢のような床屋が自由が丘にあります。あの接客態
度といい、みんな同じトーンで返事をすることといい、技術はともかく心地
よさは抜群です。「おしゃれさろんミナミ」という名前です。お近くの方は
お試しあれ(^^)。

« 2005年2月 | トップページ | 2006年2月 »

2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
フォト
無料ブログはココログ