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マスコミってのは

最近、日経エレクトロニクスから上司と共に職務発明に関する取材を受けま
した。本当は話すことはないと言いたかったのですが、長いつきあいでもある
し、広報を通してきているので正当な理由がないと断れないので、まあ、話
せる範囲で、という制限付きでお話ししました。結果がこの記事です。

ま、ここまでなら許せる範囲なのですが、最近、日経エレクトロニクス本誌に
こんな記事が出ました。何となく、発明者と会社との対立をあおっているよう
な記事です。この記事にインタビューが利用されたかと思うと、何となく腹が
立ってきます。特に、発明者からの意見を真摯に受け止め、修正すべき点が
あれば修正するという姿勢で運用をしてきた苦労は報われないのか、という
気がしました(このあたりは、雑誌記事を読まないとわからないかもしれませ
んが)。

マスコミと当事者との感覚のずれは、ではどちらに責任があるのかというと、
まあ、それぞれにあるのだろうと思いつつも、マスコミの報道が文字通り
「マス」の意思及び行動の決定に反映されることを考えると、マスコミの
責任がより重いのだと言いたいところです。加えて、当事者には企業秘密
という超えられない枠がありますので(取材の際にはかなり踏み込んだ話
をすることもあるのですよ、誤解を招かないためにも)もどかしさは格別です。
色々な枠組みの中で一連の流れの中の一言だけがクローズアップされて
一人歩きするのはいかがなものか、と。

このあたりのマスコミの公正さに関する疑念が、市民記者がマスコミを形成
する(たとえばこんな)運動につながるのだろうな、と思っています。Wikipedia
も同じようなものの考え方と言っていいかもしれません。知財周りでもこんな
運動があってもいいですよね。

こんなことを考えるのも、一つは知的財産全般に関する(特に企業の知財
実務に関する)マスコミの無知が目立つからです。例えば、未だに報奨金が
青天井になったことを大々的に報じる新聞記事を見ると、「そんなネタは
古いねぇ」と思ってしまいます。ある意味、記事を投げ込んだ企業側の広報
戦略がうまいのだとも言えますが。

このあたりは、知財の有名人の方が大声を上げて広報していただくしか
ないのかなぁ…でも、知財の有名人には企業の知財実務を知っている人が
いないし。

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