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液晶テレビ戦争を傍観して

家にある11年物のブラウン管カラーテレビが突然プツンという音と共に画像が消え、ブラウン管の寿命だなぁ、ということで買い換えを考えることになりました。ちなみに、ブラウン管カラーテレビはコンセントを抜き差ししたらまた復活したので本当のところの理由はよくわからないです。

ある店に行って、話題のメーカー2社(A社、B社としておきましょう)について店員さんに意見を聴きました。A社は国内で液晶パネルを作っていて、動きに強い、B社は外国産のパネルを使っていて色味がかなり赤いのと全体的に画面が明るいので刺激が強い、ということでA社の製品を盛んに薦められました。違う店に行って、また話題のメーカー2社について意見を聴いたら、A社の液晶パネルは確かに国産だが、基板も部品もあちこちのメーカーから寄せ集めて作っている、B社の液晶パネルは確かに韓国製だが、基板も部品もB社が製造している、画面を対比してもその差はほとんど変わらない、B社はブラウン管時代から画質の定評のある製品を作っている、20年前だったらA社の製品は画質を重視するんだったらお勧めできなかった、と言われました。

私は一応AVメーカーの知財マンの端くれですので、実は店員さんの言われることは全部知っていました。確かに、A社の液晶パネルはコントラスト比も一番ですし、応答速度も一番速いのですが、よほどの目でないと見分けはできませんし、これらの数値も単に工場の立ち上がりが一番新しいから、とも言えます。B社の液晶パネルもコントラスト比で言えばA社とほとんど差がありません。

しかし面白いことにA社の液晶テレビの価格とB社の液晶テレビの価格とを比較すると、同じ画面寸法のがないので厳密な比較ができないものの、B社の液晶テレビのほうが圧倒的に安いのです。これをブランド力の差と見るのか、それとも上に書いたようにコストダウンという観点からするとほぼ自社一貫生産ができているB社に軍配が上がると見るのか、難しいところではあります。とは言え、安くてきれいな液晶テレビが買えるんだったらB社の液晶テレビがいいかなぁ、という考えに傾きつつあります。

さて、賢明な読者ならおわかりのはずでしょう、A社とB社は実はどこなのか。B社の液晶テレビは自社製品ですからねぇ。自社びいきってのもあるかもしれません。ただ、こうやって冷静に自社他社比較をすると色々な観点があって面白いです。技術経営という点から見ても、どこにポイントを置くべきか色々と考えさせられます。

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