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2007年6月

新しいノートパソコン買いました

ノートパソコンを買い換えました。5年ぶりです。今まで経緯を書いていなかったのは、この間の平面テレビのように迷いに迷ったこともなく、また、下調べをしている最中に特段面白い出来事もなかったからです。

買い換えるきっかけになったのは、もう5年もたつとスペック的に今のソフトを動かすのに無理がある、正確に言えば起動するのも時間がかかりすぎて仕方ない状態になったからです。今自分が使っているウィルス対応ソフトが、バージョンアップをした途端に起動時にCPUやメモリに相当な負荷をかけているようで、電源を入れてからメールソフトを立ち上げられる状態になるまで10分くらいハードディスクが作動しっぱなしになります。ついでに、無線LANの接続にも時間がかかり、さらに10分くらいハードディスクが作動しっぱなしになります。しかも、最近はCPU周りの放熱ファンがうまく作用しないらしく、しばらくするとファンがフル稼働状態になり、それでも動作が固まることが多くなってきました。これでは毎日メールチェックをするだけでも1時間近くかかり、しかも途中で動作が固まって再起動を繰り返すことになります。無線LANの規格も802.11bだけですから、折角光ファイバーを引いて高速LANになったなぁ、と思ってもちっともその恩恵を受けることができません。

丁度Windows Vistaも出たことでもあるし、しかもCPUはCore 2 Duoがどんどん出てきて面白くなってきたこともあるので、では5年間ご苦労様でした、ということで買い換えることにしました。次に買うノートパソコンを買う上で考えたことは幾つかあります。一つ、できるだけハイスペックなものを買うことで長持ちをさせようということ、二つ、地デジなどの不要な機能はできるだけ除外すること(あってもいいですが高くなるので)、三つ、持ち歩くことは少ないだろうけどいわゆる大画面ノートパソコンは持ち歩けないので除外すること。ハイスペックということでCPUはCore 2 Duoに決まりです。5月の段階でCore 2 Duoは新アーキテクチャが発表されたので、できればと思いましたが、mustとはしませんでした(そんなに大きな差はなさそうなので)。こうやって条件を絞り込んでゆくと、富士通のFMV biblo MGシリーズかソニーのVAIO type SZのどちらかになりました。ヨドバシに行ってもビックカメラに行っても同じ結論でした。面白いものです。その上で、最終的にはソニーのVAIO type SZを買いました。まぁ、折角だから自社製品を買おう、ってこともありましたが、一番の決め手はFeliCaポートの存在でした。何だ、そんなことで、と思われるかもしれませんが、意外と以前から使っているのでなかなか欠かせないなぁ、と思って決断しました。外付けでもよかったんですけどね。

さて、購入してまず苦労したのが、前から使っているノートパソコンからのデータ引き継ぎ。なんだかんだでファイル、音楽データ、メールデータが合計で5Gくらいあったので、これを家庭内LANでデスクトップPCに移動。前から使っているノートパソコンが100Base-Tに対応していたせいか、データの移動は全体で1時間くらいで済みました。ただ、データバックアップ作業とかも含めると細切れで2~3日かかっています。それから、新しいノートパソコンのセッティング、Officeのインストール、デスクトップPCからのデータ吸い上げ、ウィルス対応ソフトのインストール等でまた3~4日かかりました。まだ最終的に全てのソフトを入れていない(必要なものから徐々にやってますので)ですが、とりあえず作業は完了です。あとは前から使っているノートパソコンの下取り作業のためのデータ消去作業をここ1~2日でします。

買い換えてまだVistaに慣れているわけではありませんが、起動のスピードや通信スピード、そして画面描画スピードの差は歴然としています。今までが何だったのだろうと思ってしまいました。これで毎日メールチェックをすることができます。とりあえず不満なところもなく、快適に毎日PC生活を送ることができています。買い換えた甲斐がありました。

平凡な日常こそ幸せ

いつもとはがらっと違って堅くない話題を。

今日、息子が3歳の誕生日を迎えました。3年間、あっという間のようにも思えますし、息子の成長を考えるとまだまだ3年か、という気もします。当然、生まれた頃から比べれば見違えるような成長であることは間違いありません。3年間、特段大きな病気をすることもなく、大きな心配を親にかけることもない親孝行な息子です。毎日パワー全開で遊び回って親の方がへとへとになることも多いですが、元気いっぱいに育っていることに感謝するばかりです。

子供が生まれて一番変わったことは、平凡な日常に大きな幸せがあることに気づいたことでしょうか。息子と1日遊んでいてその日が終わっても、「楽しかったね」と1日を終えることができる、特段大きなイベントがなかったとしても息子の笑顔を見ればその日を満足できる、子供が生まれるまでは休日はどこかに出かけて何かしらのイベントをしないと有意義な休日を過ごした気にはなれなかったわけですが、今はそんなことはなく、近所の公園で息子が思いっきり遊んで1日を終えればそれで十分、という気になれます。

息子が毎日ちょっとずつでも成長していることがわかると、それだけで幸せになる、息子の将来のことを思うと無限の可能性に楽しくなってくる、子供を持つ親の幸せとはこんなものかもしれない…本当に平凡ですがそれで幸せいっぱいになれることをしみじみと感じます。そして、この幸せがもっともっと続いてくれることを期待して。

ビジネスモデル特許あれこれ

私が今の会社に入社した頃、ビジネスモデル特許(特許庁はビジネス関連発明と呼んでいます)ブームに沸いていました。私が少しコンピューターに詳しいということで、社内に新設されたビジネスモデル特許を専門的に扱う部署に配属され、以来2年間ほどビジネスモデル特許の社内的プロモートや社内で生まれたビジネスモデル特許の出願処理などを担当していました。ビジネスモデル特許は当たり前ですがビジネスモデルを背景としているので、ビジネスモデル特許を扱うことは社内の様々なビジネスモデルを理解するのに役立ち、後に経営的な観点から特許を見ることができるようになりました。

それから7年、既にビジネスモデル特許ブームも去り、特許庁が発表している資料から見ても特許出願の波も一応収まったようです。現在は時期的に丁度審査請求件数が大幅に増加しているようですが、ここ数年特許庁はビジネスモデル特許に対して非常に厳しい特許要件を課しており、特許査定率も一桁台に迫ろうかという数字のようです。詳しくはこちらを。

今振り返ってみると、ビジネスモデル特許ブームというのは米国において一時期ビジネスモデルそのものではないかと思われる発明に特許が付与されてしまい(後に米国特許商標庁もそのことは誤りであったと発言しています)、これがあたかも黒船来訪のように報道されて過度とも言える反応をした結果だと思っています。この結果、従来からあるビジネスモデルや、コンピューターシステムを前提としないビジネスモデルそのものに関する発明が数多く出願され、一時期的に特許庁もコントロールしきれない事態に発展していったわけです。この責任の一端は、十分な理解もせずにビジネスモデル特許を取り上げたマスコミ、そしてビジネスモデル特許に関する十分な知識もないままに出願人の言われるままに特許出願をしてしまった弁理士にもあると思っています。そのとばっちり(悪い言葉ですが)は、きちんとした実体的なコンピューターシステムを前提として優れたビジネスモデルを構築し、これに基づいて特許出願をしている出願人に来てしまいます。

考えてみると、ビジネスモデル特許ブームの頃に出願された優れたアイデアは、今頃になって実世界での実現がようやっと可能になったものも少なくないように思います。例えば、デジタルデータによる音楽配信は、ビジネスモデル特許ブームの頃には単なるアイデアであるか、あるいは(光)磁気記録メディアを媒介しないと実現できなかったのですが、今は、例えばiTuneに見るように実体的なメディアを目にすることなく音楽配信を行うことができるようになりました。コンテンツデータを好きな場所で視聴する仕組みも、まだ不十分ではあっても、例えばロケーションフリーといった機器によって実現できるようになりました。電子商取引にしても、Amazon.comに見るように(古い言葉ですが)パソコンを通じた通信販売は既に一大勢力になっています。

であれば、ビジネスモデル特許ブームの頃に出願された優れたアイデアをもう一度特許として見直し、活用の途を考えてもいいのではないかと考えています。このためには、判例において機能実現手段を比較的限定的に解釈している風潮を見直し、柔軟に考えるべきではないかと思っています。例えば、「~手段」を実施例相当手段に限定するような考え方はすべきではありません。当業者の設計基準を考慮して解釈しなければいけません。折角付与されたビジネスモデル特許なのですから、十分に活用されなければいけないと考えています。

知財学会の現状をこう考える

日本知財学会には、最初の3年間は学術発表会に参加していたのですが、その後、子育ての忙しさなどで(ネタはあるんですよ、ネタは)参加していません。この6月も第5回(だよな)学術発表会がありますが、発表する予定もなく、参加する予定もありません。とは言え、興味がないといえば嘘になり、学会のHPで発表演題の題名だけちらっとチェックしてみました。

結果、かつて私が発表していたような特許戦略そのものに関する演題は1~2件しかなく、どちらかというと特許法とその適用範囲といった非常に学術的なものが多数を占めていました。最近はやりと思っていた知的財産マネジメントに関する発表も1~2件ほどです。う~ん、これでは企業が興味を持つ研究は全然ないですね。

当初、日本知財学会は非常に学際的な意味を持ち、企業人からの発表もそれなりにあったのですが、現時点では知的財産を研究する大学、研究者の発表の場に固定化されつつあり、しかも、内容も研究のための研究という意味合いが強くなってきたように思います。これは学会であれば仕方ないのかもしれませんが、知的財産を主に扱っているのが企業である現状を考慮すると実務から乖離した感が強くあります。

これでは、自己完結型の学会にどんどん進んでいくような気がします。理事や事務局としてはどう考えているのでしょうか。

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