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パテントマップで思うこと

最近以前書いたような記憶がある話題を再度書いていますが、ネタ切れって事もあるのでどうかご容赦をm(__)m。

特許戦略のイロハのイであるパテントポートフォリオマネジメントは、パテントマップ作成から始まると言っても過言ではありません。では、パテントマップとは何かというと結構人によって捉え方が違うように思います。一番私がオーソドックスだと思うのはこのサイトで紹介されている定義です。パテントマップに関する書籍も幾つかあります。この中で業界的に有名なのは「攻めの特許とパテントマップ」でしょうか。同じ著者が書いた最新作は「特許地図作成法」という実に直接的な題名です。他に、特許庁電子図書館(今はそういう言い方をしないのか(^_^;))のデータを使ってどこまでパテントマップが作成できるかという「特許・実用新案・意匠・商標の調査とパテントマップ作成の手引」ってのもあります。

パテントマップを作るに当たって私が重要だと考えていることをちょっと列記してみます。

まず第一に、誰のために作るのかという目的を明確にすることです。パテントマップは知財部門のみならず事業部の知財担当者(いればですけど)、エンジニア、はては会社のトップマネジメントにまで見せる場合があります。全ての場合に対してインターフェースを統一できればいいのですが、知りたい情報は相手方によって個々に違うので、一定のインターフェースを作ったとしても適宜modifyは必要です。しかし、どんな場合でも注意すべき事は、パテントマップとは情報共有のためにある、ということです。それは、(ちょっと後で書くことを先取りしてしまいますが)パテントマップには一定のメッセージが必要であり、そのメッセージを相手に伝えるための手段としてパテントマップが存在するからです。パテントマップとは知財部門内、そして他部門との共通言語として作用しなければならないのです。

次に、パテントマップで伝えたいメッセージを作成前からある程度推定し、そのメッセージに適した表現形式(インターフェース)を選択すべきです。時に、特許評価リストをパテントマップと称して公開している人がいますが、(リスト形式で見せることは問題ないのですが)評価リストを見せられてそこからメッセージを読み取るのは至難の業です。何を伝えたいのか、このメッセージを明確にするところからパテントマップ作成作業は始まりますし、ここがぶれるとパテントマップは何のために作ったかわからなくなります。

最後に、パテントマップは生き物だと言うことです。常に情報は古くなります。作っただけで満足してはいけない、ということです。作ったパテントマップは万能ではありませんから、よりよいものを目指してversion upが必要です。

なかなか実例を挙げないと説明が難しい部分がありますが、私の感じているところはこんなところです。

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