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原書は読みたいけど時間が…

以前このBLOGで話題にしたPatent Failureですが、まだ読了していませんcoldsweats01。理由はあると個人的には思っています。通勤時間内に読むのは大変であるとか、他に読む本があるとか…ただ、突き詰めると英語の原書を読むのは骨が折れる、というのが一番の理由のように思えます。もっと英語力があればいいんですがねぇ。

経営学とかイノベーション論の本を読むようになって、up to dateな知識を入手しようとすると原書に当たらざるを得ないことが結構多くなりました。日本人ですから日本語で読めるのは非常に助かるのですが…。そうは言っても、翻訳版が出ればどうしても楽ちんですからそっちに飛びついてしまいます。で、翻訳版を読んでいると、どうも内容的に納得のいかないところが出てくることがあります。その理由の一つは翻訳の不正確さとか原書にある内容を翻訳の際に省略してしまったことにあるようです。

例えば、この間読了した「オープンイノベーション」は、Amazonの書評によると翻訳が不正確でしかも原書の一部を省略して翻訳しているようです。私の会社の知財部門のトップによれば、「違う本を読んでいるのかと思ったwobbly」そうです。他に、「役員室にエジソンがいたら」(原題:Edison in the boardroom)は、私にとって数少ない原書を読了したもので、翻訳版を見たら同様に訳語は不正確、翻訳されていない章がある、と厳しい言い方ですが原書の良さが半減していた感じがしました。これから読もうとしているもう一つの「オープンイノベーション」(原題も邦題もこうなので非常に混乱します)は、翻訳の正確さは大丈夫そうですが、文中にreferされている参考文献リストが翻訳版に省略されていて、気になる文献があったらどうしたらいいんだろうと思っています。

理工系図書でこんな話は聞いたことがないので、もしかしたら経営書のように数多くの書籍が発行され、しかも鮮度が命の書籍の場合、出版社の考えによって適宜省略がされることがあり、また、翻訳を急ぐあまり正確さに欠けることがあるのかもしれません。しかし、全ての経営書がそういった指摘がされているわけではないので、よくわかりません。

ちなみに、クリステンセン3部作と呼ばれている「イノベーションのジレンマ」に始まる3冊の本は、最初の2冊と最後の1冊(「明日は誰のものか」)とで翻訳者が変わっています。「明日は誰のものか」の翻訳者あとがきで、いみじくもご本人が前2冊の表現を参考にしながら敢えて変更したところがありますと言われているので、こういった場合は非常に良心的なのだと思います。とは言え、訳語が違うことで、実際にちょっとtranslateしながら読まなければならない箇所がありましたので、やはり翻訳は難しいなぁ、としみじみ思いました。

できたら最先端の経営書を日本語で読みたいというのは贅沢な考えなのでしょうか、やはり原書で読むのが一番なんでしょうねぇ。どうしよう…。coldsweats02

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