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高機能・高価格路線、それとも低価格路線?(その4)

今日は、あちこち話題が飛びます。最初にお断りを。

今日(2/4)のNHKクローズアップ現代で、超低価格PCを話題にして、日本電機メーカーの高機能、高品質路線の行き詰まりを紹介していました。確かに、超低価格PCは高機能ではないでしょうが、高機能、高品質路線へのアンチテーゼと言うよりは、以前私が記事で書いたように破壊的イノベーションの好例として考えた方がすっきりする気がしています。ただ、番組では、富士通の技術者やマーケティングの責任者の方が「うちではこの価格では作れない」「品質は落とせない」と述べていたので、まあ、大きく言えば高機能、高品質路線の行き詰まりと言っていいのでしょう。番組のコメンテーター(アスキー総研の遠藤諭さん)は、現状打開の方策として突出した機能(ビジネスモデルを含む)を有する商品の開発を提案されていて、例えばAppleのiPodという話をしていました。iPodが成功したのは機能が突出していたばかりではないのだと思いますが(いずれまとめてお話ししたいと思いつつ、結構でかい話題なのでまとめきれていません)、確かに突出した(どこかのCMの言葉を借りれば「ぶっちぎった」)商品の開発は必要でしょう。とは言え、簡単ではないのですよね。

超低価格PCで思い出したのが、ソニーがVAIO type Pってのを今年から発売しています。CPUにAtomを使ったり、ハードディスク容量がそんなに大きくなかったり、何よりかなり小さい(往年の名機C1くらい)ので、超低価格PCのカテゴリーに入れていいと思っています。そうは言っても実売価格が超低価格PCと言えない範囲ではありますが。ただ、世の中はそうは思っていない人がいるようで、買ってすぐに動作がもっさりしているのに激怒して中古市場に売りに来た人がいるそうな。う~ん、もっと調査しておけばよかったんですけどね。このtype Pなんかは、超低価格PCとはいえ独自路線を徹底追求しているので価格競争に巻き込まれる可能性が低そうです。そもそも、開発開始はEEEPcが出る前だそうですから。

あと余談で。昨日紹介した日経産業新聞の薄型テレビに関する記事の続きで、これから薄型テレビが進む方向はネットワーク親和性であるということが書かれていました。やはりそうなるんでしょうね。ただ、記事ではネットワーク親和性を高めることはパソコンとの類似性を高めることであり、マイクロソフトも同じことを考えているのでどうなるか、という論調でした。これって、液晶テレビを作っている会社はほとんどパソコンも作っているので、実は新聞記事で言われるまでもなく十分承知している話のように思います。パソコン専業メーカーもパソコンのAV化を何年も前から進めているわけですし。当然、PC側とテレビ側の進む方向は似てくるでしょう。そうなった時の差異化部分はお互いに考えているものと期待しています。

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