« 中国のITセキュリティ機器の強制認証について(続き) | トップページ | 中国のITセキュリティ機器の強制認証について(続きその2) »

「最後のパレード ディズニーランドで本当にあった心温まる話」

少し状況がわかってきたので話題にすることにします。

『盗用疑惑で発行元が謝罪、社内調査で「7話が著作権侵害」』(YOMIURI ONLINE

「最後のパレード ディズニーランドで本当にあった心温まる話」で盗用疑惑があった件です。実際に盗用があったのかどうか、なかなかはっきりしなかったのですが、発行元の調査によると、一部盗用の事実があったとのことです。

私が話題にしたいのは、この著者の方の対応です。著者のBLOGによると、

『脇が甘いところもありましたが、私はこの度の想定していた著作権に関する問題も、事後に誠意ある対応を示すことにより理解していただけると信じていました。(法律上、著作権者から事後承諾を頂ければ問題ありません)』

という発言をされています。

まず、「法律上~問題ありません」との発言にはちょっと首をひねらざるを得ません。著作権侵害は行為そのものが問題なのであって、事後的にその行為を取り消したからと言って行為そのものを行った事実は取り消せません。例えば、窃盗行為をしてそれを悔い改めて盗品を返還したからと言って窃盗行為そのものが取り消せるわけではなく、場合によっては刑に服する必要が生じます。

次に、この著者の方、問題が明らかになって以降、自身を被害者のごとく言うばかりで、自身の行為に対する謝罪の姿勢を示していません。ご本人は、上にも書いたように「悪いことをした」という認識がないせいだと思うのですが、リスクマネジメントという観点からするとあまりよい対応ではないように思えます。まず、行為の善悪はともかく、騒動を起こしたこと自体に対する真摯な態度が必要ではないでしょうか。それから、自身が行った行為の是非を第三者の意見を聴きながら冷静に対応し、速やかに発表することが大切です。

BLOGを始めとして個人が情報を容易に発信することができるようになった現代だからこそ、情報の取り扱い方、及び情報の発信の仕方には十分注意したいと思います。

« 中国のITセキュリティ機器の強制認証について(続き) | トップページ | 中国のITセキュリティ機器の強制認証について(続きその2) »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

知的財産/特許」カテゴリの記事

コメント

モラルの観点からも、法律的にも盗用という行為は許されるものではないので、当事者は深く反省し、その態度を表明して欲しいものです。

現在では33編中32編になんらかの
盗用があったことが検証されてます。

日本の盗作史上、最高記録では
ないでしょうか。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 中国のITセキュリティ機器の強制認証について(続き) | トップページ | 中国のITセキュリティ機器の強制認証について(続きその2) »

2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
フォト
無料ブログはココログ