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「特許の壁を壊せ」??

iptopsやパテントサロンの知財系ブログを見ていても紹介されていないようなので、簡単にご紹介を。最新号(2009年7月号)の日経ものづくりに「特許の壁を壊せ」という一見物騒な題名の特集があります。題名は物騒ですが、要は最近脚光を浴びている特許流通を題材に特許の有効活用とそのための知財戦略について記載されています。

特許流通ですから、最近はお決まりのIntellecutual Venturesを持ち上げています。確かに、最近のIntellectual Venturesの言動をネットで見ていると、世に跳梁跋扈するパテントトロールとは違うように思えるのですが、実態がまだ見えてこない(というか自分がチャンネルを持っていないから見えないのですが)ので安心はできないな、という気がしています。このIntellecutal Venturesに代表される特許流通やオープンイノベーションの流れとそれに呼応したかのような米国のプロパテント政策の見直し(eBay判決もさらっと紹介されています)を黒船来襲といった例えをして、国内の特許政策の遅れを批判しています。

ただ、黒船来襲って、かつてはState Street Bank判決から堰を切ったように出願の洪水が訪れたビジネスモデル特許ブームの時も同じことが言われて、日本も乗り遅れないようにとの主張があちこちからあって辟易したことを思い出します。その後、ビジネスモデル特許ブームもあっという間に熱が冷めて、Bilski判決にあるように米国でもState Street Bank判決そのものの見直しさえされてますね。果たして特許流通も単なるブームなのかそれとも一つの潮流として定着するのか、まだよくわからないところがあります。

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