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ネットブックによる価格破壊の後にくるもの

Intel社が、ネットブックの価格破壊というイメージを必ずしも好ましく思っていないという記事がありました。なるほど、Intelは自らプロセッサの高機能化とともに価格維持路線を堅持してきた戦略ですから、そもそも機能を削って低価格にしたAtomプロセッサがこれだけ売れると、メインストリームであるCentrinoプロセッサの売り上げにも大きな影響が出てくると思われ、方針転換を余儀なくされることが予想されますね。

ただ、Intelがネットブックの概念を考えていた頃は、ネットブックは「PCが高くて手を出せなかった層」のためのものであったかもしれませんが、上の記事で言及されているように、PCユーザーのかなりの部分がPCをメール送受信及びネット接続に「しか」使っていないであろうことを考えると、それまでのPC自体がオーバースペックであり、かなりのユーザー層がネットブック購入に走ることは今となれば予想の範囲内の事態であったように思えます(そういえば、このBLOGで、ネットブックはクリステンセン教授が言うところの「破壊的イノベーション」だって話をした記憶があります)。

こうなると、もう元には戻れません。更に、発展途上国において目の前にネットブックと通常のPCがあったら、迷わずにネットブックを購入するでしょう。しかも、Google Chrome OSがネットブックに搭載されたら、OSを含めた価格破壊はより進行するわけです。もしかしたらWintel連合軍もものすごい苦戦を強いられるかもしれません。

とは言え、Intelは、例えば次世代無線ネットワーク(WiMAX)や家庭内ネットワークの国際標準化に力を入れており、プロセッサが振るわなくなったからと言って直ちに業績が急激に悪くなるとも言えません。一ユーザーとしては、興味深く見せていただくのみです。

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