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弁理士試験合格から20年ですか…

この間の土日に、平成元年度弁理士試験合格者の同期合格の集いがあり、久しぶりに出席してきました。合格から20年たつわけですが、その間、この同期合格者の集いは継続的に行われてきており、非常に息の長い活動を続けてきていました。合格当時はみな特許事務所に勤務していたり、また、企業特許部にいたりしたわけですが、20年の月日を経て、かなりの人が独立開業したり、特許事務所を共同経営したりですっかり経営者然としている中、参加者の中で私だけが企業知財部で地味に活動をしているので、随分立場が変わってしまったなぁとしみじみ思ってしまいました。

20年前の頃は弁理士の合格者が100人をちょっと下回っていたあたりです。弁理士という資格自体が非常にマイナーで、特許事務所に大学(院)から新卒で就職することは稀で、企業の中の特許部の位置付けもそれほど重要視されていないところもそれなりにあって、今から見れば隔世の感があります。この20年、特許業界もそれなりに荒波に揉まれてきているように思いますが、このところの世界的大不況のあおりをくらって大企業を中心として特許出願件数をかなり絞り込んでいるので、短期的には特許事務所の経営の問題、中長期的には弁理士業界の構造変革の必要性といったところも話題になりました。

合格した当初40歳前後の人であっても、20年たつとなんと還暦を迎えて企業だとリタイアすべき時期になってしまいます。近況報告でも後継者問題やこれからどうやってハッピーリタイヤメントを迎えるかといった話題が相次ぎ、20年間時代を駆け抜けてきたことに対してご苦労様でした、といった感じになりました。

私は、合格した時に30歳直前でした(平成元年度合格者の中では相当若手でした)から、まだ20年たってもせいぜい中堅どころでしかなく、もう少し走っていなければいけないかな、と思っています。この20年間、自分の興味に任せて大学(院)に行ったり、勉強をしたり、はたまた特許事務所から企業知財部というその当時としては(15年も前です)ちょっと珍しいキャリアパスを選択したりして、かなり風変りな業務経験をしてきたように思います。それもこれも、強烈に意図していたわけではないのですが、時代の最先端を追いかける作業であるとともに、自分がそもそも思い描いていた「知的財産で社会に貢献する」という命題の実現を追求する作業でもあったように思います。

自分が定年を迎えるまであと10年以上あります。10年たった時にその時の心境を聞かれたら、多分、まだ現役でいたいと思っているのではないでしょうか。とにかく、弁理士になってからずっと走りながら考えることを続けています。これは癖みたいなものですから、きっと簡単には治らないでしょう。

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