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今年も寄付講座やってます

去年もBLOGでお話しした大学での寄付講座、今年も始まりました。今年は他に国内でもう1つ別の大学で(これはすでに終了)、さらに外国でももう1つ別の大学で(現在準備中)寄付講座を開催することになっており、資料作成にちょっとばたばたしています。

先週、自分の会社が担当する回の最初の講義がありました。私は講義はしませんが、講義をするお偉いさんのアテンドで出席しました。相変わらず教室は満員で大盛況でした。授業中は、結構居眠りをしている学生がちらほらと目立ち、学生の関心は今一つかな、という気がしていたところ、アンケートの集計作業をしてみると、結構感想にそつないことを書いていて、まあ、それなりに関心はあったのかな、と思っています。

現在進行中の寄付講座は、対象が学部2年生以上です。一方、既に終わった寄付講座は対象が大学院博士課程前期です。この対象学年の差が、授業態度なりその後の質疑応答の活発さなりに如実に表れてしまいました。正直なところ、学部2年生以上では知的財産が企業でどのように活用されているのかという点についてあまり関心を持てていない気がします。上に書いたアンケートの集計結果を見ても、「難しくてわかりにくい」という感想がちらほらありました。一方、「学部2年生以上なんだからもっと深い話をしろ」というお叱りの意見もありました。自分の経験を簡単に敷衍するのもよくないかもしれないのですが、自分が学部2年生以上の時点で社会の全体像を把握できるのは難しいでしたし、実感がわきにくいこともあるでしょう。理系大学の学部生の大半が大学院に進学することを考慮すると、就職という形で社会との関わりを考えるきっかけも、学部2年生以上にはまだまだ遠い出来事と思われているのかもしれません。一方、大学院に入ると、博士課程前期の1年生後半になれば就職を真剣に考えないといけないですし、研究を進めていく上で実社会の関わりを考える人もちらほらと出てくるでしょう。このあたりの問題意識の差が出てくるのかもしれません。

それから、話している内容が企業秘密に近いこともあるので、配布資料は一切なしでプレゼンだけで講義を進めています。板書もしません(暗いので)。このような状態になると、ただ授業を聞いているだけでメモ書きを一切しない学生が大半を占めます。メモを取らずに概略を理解すれば十分と考えているのか、はたまた、後でまとまった資料が来ると思っているのか、さらには、試験で各講義の具体的内容について問う設問を過去出題していないのを学生が情報として既に知っているのか(今年は全然決めていませんので、もし、学生さんがこれを読んでいる場合は油断されないように)、理由はよくわからないのですが、聞いているだけでいいのだろうかとちょっと心配してしまいます。逆に、箇条書きでもいいから配布資料を用意したほうが学生さんのためになるのかも、とも思います。

去年のBLOGでは持ち上げておきながら、今年は苦言を呈するというのは一貫性がないのですが、まあ、それだけ期待するところが大きいということで。

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