« 「知財戦略コンサルティングシンポジウム2010」に参加してきました | トップページ | 現代の技術マネジメントは大変です »

最近の知財関係の政府の動き

最近、仕事が多忙で家に帰るとぐったり状態なので、全然BLOGを書く暇がありません。本日は情報提供、ということで。

このところ、日本の産業競争力ががた落ちであることを政府自体がやっと認識し、日本の産業競争力をどのようにしてV字回復させるかという議論が起こり始めました。また一方で、日本の特許制度自体が制度疲労を起こしていて、民間の産業界が求めるものとの不一致が目立つ一方、これも日本の産業競争力を回復させる観点から、知的財産の側面から何かできないだろうか、という議論が同様に起こっています。当然、これらは上位-下位関係にある(産業競争力の回復のために特許制度をどうしたらいいのかという、ある意味で一方的な思考の流れ)ものでありながら、双方の関係が密接であると思われるために、特許制度の設計が日本の産業競争力に影響を少なからず与える、という関係でもあります。

現在、政府が行っている審議会、委員会関係で、産業競争力と知的財産に関するものとして次の3つがあります。いずれも、今年に入って新設されたもの、あるいは久しぶりに動きがあったものです。

1.産業構造審議会 産業競争力部会…主管:経済産業省、目的:日本の産業競争力の回復の手段を考える
2.知的財産戦略本部 知的財産による競争力強化・国際標準化専門調査会…主管:内閣官房(知的財産戦略本部)、目的:知的財産による日本の産業競争力の回復の道筋を考える
3.産業構造審議会 知的財産政策部会…主管:特許庁、目的:知的財産制度全般の方向性を考える

目的については、私がそれまで公開されている資料から推測したものですが、多分合っていると思っています。

これら3つの審議会及び委員会は、上に書いたように実は密接な関係がありますので、私としては全ての議事を追いかけたいところなのですが、正直言って時間がありません。2.については毎週または隔週で委員会が開催されており、1.についても5月までに結論を出すと言っていますから、かなりのスピードで審議会が開催されると思います。さらに、3.については、公開されている情報によると、特許制度小委員会を久しぶりに再開させて知的財産制度について集中的な議論をする様子ですから、これもかなりのスピードで議論が進むと思われます。3.については特に特許庁長官の私的研究会であった特許制度研究会の報告書が俎上に上がっていますので、この特許制度研究会で議論の対象となった幾つかの事項が審議されることは間違いありません(配付資料に何を議論するかが書いてあります)。

とにもかくにも、ようやく政府が日本の産業競争力の回復に向けて本腰を上げたことは喜ばしいことだと思います。きちんとした議論が進むことを期待したいです。

« 「知財戦略コンサルティングシンポジウム2010」に参加してきました | トップページ | 現代の技術マネジメントは大変です »

知的財産/特許」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 「知財戦略コンサルティングシンポジウム2010」に参加してきました | トップページ | 現代の技術マネジメントは大変です »

2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
フォト
無料ブログはココログ