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2010年10月

無題

昨日の記事にも書いたように、疲労困憊状態で平日はBLOGを更新する気力が全くなく、土日は子供と遊ぶ時間を確保するとこれも疲労困憊状態が回復する間もない状態にあります。

そんなこともあり、ちとBLOGの更新をお休みしようかと思っています。

もう一つ理由が。

このBLOGを書き始めて6年くらい経ちます。当初は知人にだけ公開していたのですが、自分なりに結構いいことを書いていると思い始め、広く公開することで皆さんと色々な交流ができると思い、非常にマイナーな話題ばかり書いているにもかかわらずオープンにしました。なんだかんだあり、2週間くらい間が空いたこともありましたが、疲れ切った体に鞭打ってBLOGの更新を続けてきました。お陰様で、コンスタントに読んでいただける方が平日は100名を超えるまでになりました。読んでいただいている方には感謝の言葉もありません。

とは言え、知財関係者ならば誰でも知っているほどの知名度には至らず、自分の身の回りでも読んでいただいていない方が結構おられます(当たり前とも言えますが)。私がBLOGで詳細に論じた話を別のところで議論がされ、不完全な情報に基づいて何とも言えない終わり方をしているのを見ていると、結局のところ、私がBLOGでちまちまと説明していることは何だったんだろうと不毛な気持ちになります。

また、私が色々と考えて説明をしたつもりでも、真意が読んでいる方に伝わらず、これも不毛な気持ちになる原因の一つでした。文章というのは、書き手から発せられればどのように読まれるかは読み手に委ねられることは重々承知していても、伝わらないもどかしさを感じることも多々ありました。

結果的に、富士山に砂をなげつけるかのような気持ちに陥り、段々と更新をする気力が失せてきたわけです。これだけ考えて書いても、何か知財業界に影響を及ぼすことがすこしでもできたのだろうか、と。

上に書いたことは、ある意味私の我が儘とも言えます。一人の発言で業界が動くわけはありません(よほど影響力の大きい方なら別ですが)。所詮、自分が知財業界で無名である以上、変わるわけはないのです。とは言え、かなり疲れ切った状態にあるのも事実です。

いつまで休むか…全く未定です。書きたいことが改めて出てきたら、あるいは、皆さんからのリクエスト事項があって、それなら書く気になるか、と思えるまで休むことにします。

最後に、超マイナーな議論を読んでいただいた皆様に厚く感謝いたします。またお会いできる日まで。

近頃の合格者は…と言う前に

体力の限界に来ていることもあり、絶賛絶不調状態ですsad本も読めていないし、日常的にもほとんど実務のことと事務所のことばかり考えているので、BLOGに書けるようなネタもなかなか思いつかない状態です。とは言え、あまり長く空いてしまうと、twitterでしょうもないことを呟いているのを追っかけていただいている方ならともかく、音信不通状態と思われてしまうのもよろしくないので、つまらない話題でちょっとばかりお時間をば。

日本弁理士会の会長選挙が始まりました。今年は4人の候補者がおられるようです。すでにドクガクさんがご自身のBLOGで各候補者の方の選挙用HPをまとめておられるので、私はこちらを引用することにします。会長選挙について表立ってコメントをすることは、いずれかの候補者に肩入れすればそれは選挙活動なので御法度ですし、かと言って、全員の候補者に対して批判的な態度を取れば、それは無責任であるとの謗りを免れない(自分が候補者になれるんですから)とも思うので、直接的なコメントはここではしません。代わりに、気になる点を一つ。

何人かの候補者の方が、弁理士試験合格者の数的抑制を公約に掲げています。その前提として、大量合格者の存在が弁理士業界全体の質低下を招いているのではないかという現状認識があるように思います。では、質低下とは何であるかについて、当然のことながらどの候補者の方も定量的に議論できているわけではありません。そもそも質とは何であるか、それをどのように「客観的に」把握できるかについて明確な回答を持ちうるはずもありません。しかし、洩れ聞く話からすると、近年の合格者に対して実務能力の低下を憂う声は実際に聞きます。多分にそれは、「突出して」実務能力が劣る最近の合格者がいたという一例をもって全体を推し量る統計的な罠に陥っている気もするのですが…。

私が最近感じている最近の合格者の傾向とそれ以前の合格者の傾向との差は、単純に言えば企業勤務の合格者、しかも知財部門に所属しない企業勤務の合格者の増加です。これもきちんとした統計がないと思うので比較対照が難しいのですが…一つ言えることは、最終合格者の中で登録前研修を受講して弁理士登録される方の%は低下していると思っています。つまり、当面は知財部門、特許事務所といった知財関係の業務に従事する予定はないが、何かあった時に(例えば会社、部署のリストラなど)弁理士資格を役立てようという方が結構いらっしゃるのではないか。

私が合格した頃は、既に特許事務所で相当の実務経験を積まれてきた方、また、企業の知財部門で今後も知財業務に従事する方が合格者のほとんどを占めていたように思います。その頃は合格即登録という制度だったわけですが、合格すれば自分が手に入れた弁理士資格を十二分に活用すべく、実務を頑張るという雰囲気が満ちていた気がします。言葉はよくないかもしれませんが、「知財に生きる」心意気が殆どの合格者に備わっていたように思います。翻って、最近の合格者全員に会っているわけではないので、決めつけることはできないのですが、「知財に生きる」心意気を合格者の皆さんが持っていらっしゃるのかどうか。

何を問うているのかというと、明細書作成能力といった特許事務所で必要とされる実務能力であれ、発明者対応から始まる企業知財部門で必要とされる実務能力であれ、一人前と呼ばれるまでにはかなりの時間がかかり、習得するにはそれ相応の努力が必要であると共に、実務能力の向上に終わりはなく、結局のところ、スタートを相当早い時期からしないと、遅れて始めた場合にその遅れを取り戻すのは容易ではない、ということです。定年後に始めようとしても容易ではないです。私が特許事務所業界に50歳目前で戻ったのも、この時期を逃すともう明細書作成業務には戻れないという一種の危機感があったからです。

幸いに、私の今の周囲には「知財に生きる」心意気を十分持っている人たちばかりです。その心意気を持っている人たちこそが、知財業界をどんどんいい方向に進めていけるのだと思っています。

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