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「誰も書かなかった知的財産論22のヒント ~未来の知財のために」

え~、このような書評を書いている暇は本来ないんですが、酔っ払った勢いで…。

最近、とんと知財関係の本を読めずにおりました。一番は、仕事に集中していると、通勤時間に読書をする気力が萎えてしまったことにあります。とは言え、あまり読書をしていないと頭が鈍ってきますし、知財関係の書籍はどんどん出版されるので、「あの本読みました?」と聞かれて「いいえ」と答えるのも癪なので(変に意地っ張り)、老骨に鞭打って読書を再開することにしました。

で、比較的軽めの本から。この書籍、著者は神戸製鋼の関連会社の現役の知財部長様です。微かな記憶を辿ると、この会社、私がゲーム会社にいた時の知財部長が前に勤めていた会社のような…と言うことは、この著者とゲーム会社の元知財部長とは知人である可能性があります。何だか、知財業界の狭さを痛感します。

内容は、現役の知財責任者が、昨今の知財にまつわる話題について、自らの立場を通して企業における知財とは何かを語った本です。こう書くと堅苦しそうに思えるのですが、語り口は至って平明で、実務に精通した人ならば腹にすとんと座るところが多いと思える本です。重ねて言えば、企業における知的財産実務にあまりfamiliarでない方々には、「企業はこのようなことを考えて知財実務をしているのか」という気付きが結構ある本ではないかと思います。

私としては、ここで語られていることに特段異議はなく、その通りだと思う一方、もう一歩進んだ議論が最近されてるのも事実なのです。その辺りは、参考文献とかを付して補論を書きたくなってしまう気持ちがむらむらとあるのですが、それをすると仕事に大きく支障が生じるのでぐっと我慢ではあります(ま、そのうち、ちと違った側面から何かしらの本は書こうと思ってますが)。

と言うことで、内容は平明ながらいい本だと思いますよ。


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